AIの大波 ―― 地方企業の生き残り戦略
従業員250名、売上の95%を本州企業からの受託開発に依存する地方ITベンダーが、地域経済の構造変化とAIの大波をどう乗り越えるのか。本講演では、本州受託依存という地方IT産業の現状と、自社が実践する3つの生存戦略をご紹介します。
社内の「AIラボ」による既存受託業務の生産性向上、地場中小企業向けAIサービスへの展開、そしてAI時代に求められる新たな事業領域への挑戦など、実践事例を交えながら解説します。
過去の成功体験に固執し、エネルギー転換の波に乗り遅れた北海道の石炭産業の歴史を教訓に、「脱皮できない蛇は死ぬ」の格言どおり、変化を恐れずAI時代への変革に挑むための考え方と実践のヒントをお伝えします。
一般社団法人北海道情報システム産業協会(HISA) 会長
株式会社デジック 代表取締役社長
中村 真規 氏
【講師プロフィール】
1987年株式会社デジック創業。北海道を拠点にシステムインテグレーション事業を牽引し、地域に根ざしたIT企業として成長させる。「北海道No.1のシステム開発会社」をビジョンに掲げ、人材育成や地域IT産業の発展に尽力。一般社団法人北海道情報システム産業協会(HISA)会長をはじめ、一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)理事長、一般社団法人日本IT団体連盟 理事、京都情報大学院大学教授・札幌サテライト長などを歴任し、産学官の幅広い立場から地域DXやIT産業振興を推進する。
Windows PC「社外持ち出し」に潜むガバナンスの限界 ― 既存の資産管理ツールでは防げない情報漏洩の実態と対策
近年、多くの企業でサイバー攻撃対策や資産管理ツールの導入が一巡し、エンドポイントセキュリティは「普及期」から「見直し期」へと移行しています。
しかし、ハイブリッドワークが定着し、PCを社外へ「持ち出す」ことが当たり前となった現在、従来の管理体制だけで本当に十分と言えるでしょうか。
本セッションでは、「対策は済んでいる」と考える顧客ほど陥りやすい、情報漏洩の落とし穴を徹底解説。
管理ツールで資産状況を把握し、強固なセキュリティソフトを導入していても、紛失・盗難時の物理的なリスクや、オフライン環境での死角が大きな商談のチャンスとなります。
「管理を徹底しているつもり」の顧客に対し、どのようにして潜在的なリスクを気づかせ、次のソリューション提案に繋げるべきか。持ち出し前提の時代に求められる「Windows PCの守り方」を、提案のポイントと共に提示します。
株式会社アイキューブドシステムズ
CLOMO事業本部 営業部 営業2課
アカウントエグゼクティブ
梁 信紀 氏
ベトナムオフショアの限界を突破する ― AIで実現する“超高速・超効率”開発モデル
本セッションでは、オフショア開発における課題とその限界を踏まえ、AIを活用した新たな開発モデルについて解説します。従来のオフショア開発では、仕様伝達のミスや認識ズレ、手戻りの増加、品質のばらつきといった問題が発生しやすく、結果として期待されたコストメリットが十分に得られないケースが多く見られます。その背景には、人月モデルへの依存、ドキュメント中心の要件定義、ナレッジの属人化、丸投げ構造といった構造的な課題があります。
これらの問題を解決するために、当社で採用しているAIによる要件の構造化、開発プロセスの自動化、ナレッジの蓄積と再利用を実現する新しい開発アプローチを紹介します。これにより、開発スピードの向上や手戻りの削減、品質の安定化が可能となり、オフショア開発は単なるコスト削減手段から競争優位を生み出す戦略へと進化します。「安く作る」から「速く勝つ」への転換について、具体的な事例を交えてご説明します。
株式会社カオピーズ
経営企画
CSO/最高戦略責任者
佐々井 文吉 氏
ローカルAI時代のハードウェア提案
AIの進展により、地域企業でも高性能PCの需要が高まっています。特に、3D CADやローカルAIの活用により、社内で安全にデータを扱える環境が求められています。
当社は長年にわたりNVIDIA GPU搭載PCを国内にて開発・販売し、現在も法人向けに高性能PCを提供しています。
本セッションでは、クラウドに依存しない安全なAI活用を支える「ローカルAI時代のハードウェア提案」を紹介し、地域企業の生産性向上や地域DXの推進に貢献する考えです。
株式会社サードウェーブ
上席執行役員兼法人事業統括本部 本部長
宮本 琢也 氏
どうなるSI業界?「週刊BCN」紙面から読み解く今年の市場トレンド
今年も引き続き、AIがIT業界最大のトピックとなっています。生成AIの高度化と普及は、システム開発業務をAIエージェントが担うといった時代の到来を予感させ、SIビジネスのあり方を大きく変えるのではないかという見方も広がっています。
一方、昨年秋に始まったメモリーやストレージの価格高騰は今年後半以降も収まる気配がなく、市場ではIT機器の価格や納期に影響が出始めています。加えて、中東情勢の緊迫が続いており、クラウドサービスやデータセンターなども含めITコストの不安要素は尽きません。
本セッションでは、「週刊BCN」副編集長の岩田が、本紙に掲載された注目記事を振り返りながら、今年のIT市場の先行きを占います。
株式会社BCN 「週刊BCN」副編集長 岩田 晃久
【講師プロフィール】
1985年生まれ。大学卒業後、広告代理店に入社し営業職を経験。その後、通信販売業界の業界紙での記者を経て、IT分野の調査会社に入社し、アナリストとしてセキュリティ市場を調査。2021年3月にBCNに入社、セキュリティ分野を中心に取材。25年1月、『週刊BCN』副編集長に就任。
※本プログラムは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。