中小企業のDX推進における現状と課題 ~ITベンダーに求められること~
近年、市場のグローバル化や労働力不足、消費者のニーズや価値観の変化などの「ビジネス環境の変化」により、DXを進める企業が増えてきています。しかし、DXに取り組んでいる企業が増えてはいるものの、しっかりと進められている企業が少ないのが現状です。
本講演では、中小企業のDXがなぜ進まないのか?進めるにはどうしたらいいのか?といった推進するうえでの悩みや課題を知ることで 今、ITベンダーに求められていることは何なのかを発見し、今後のビジネスにつながるヒントをお伝えします。
ITジャーナリスト 久原 健司 氏
【講師プロフィール】
1978年生まれ。2001年東海大学工学部通信工学科卒業後、ITの人材派遣会社に入社。大手コンビニエンスストアのPOSシステム保守運用業務を担当する。2003年からソフトウェア開発会社で、システムエンジニアとして、大手通信会社のWebアプリケーションシステム開発など多くの業務に携わる。2007年に株式会社プロイノベーションを設立し、当時としては珍しいオブジェクト指向によるモデリング開発でのサービス提供を始める。現在は、“日本一背の高いITジャーナリスト”として様々なwebメディアにて執筆する傍ら、DXやデジタル化の推進のためにセミナーや講演会を全国各地で精力的に行っている。
DX はコネクティビティからはじまる
~クラウドデータの連携、分析の最初のプロセスは「つなぐこと=コネクティビティ」~
DX の実現には、第一歩として「データを収集し分析する」、「プロセスを自動化する」などデータの活用が必須です。しかし企業ではSalesforce、Dynamics365、kintone、Google などクラウドサービスの利用を促進した結果、業務データが複数のSaaS、オンプレミスのデータベース、クラウドのデータベースやストレージに分散してしまい、サイロ化しています。では、それらのデータソースに接続するためにこれまでのシステム資産を捨てなければならないのでしょうか? CData は、お好みのツールに「各種SaaS やクラウドDB に接続する機能=コネクティビティ」だけを提供します。従来はデータ連携ツールやBI ツールなどの一機能として意識されていなかったコネクティビティだけを提供するCData は、既存のシステム資産を活かしてクラウドデータ活用を行うための鍵となります。
CData Software Japan合同会社 代表社員 職務執行者 疋田 圭介 氏
Parallels RAS 事例に学ぶ、安心・安全・効率的なテレワーク環境の実現
新型コロナウィルスのまん延に端を発したテレワークの流れは、かなり定着した感があり、リスク回避策のみならず、より効率的な働き方の実現の手段として更なる発展が必要な状況になって参りました。
本講演では、株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター マネージャーの武田 雅裕 様をゲストスピーカーにお迎えし、コロナ禍の状況で、安心・安全を担保した上で、Parallels RAS を用いたテレワーク環境にて如何に効率的に業務を行われているかを、実例を交えてお話頂きます。
また、弊社 Parallels RAS が効率的な働き方が可能な環境の実現にどう貢献するかを、その特長を中心にご説明致します。
ご参加頂いた方には、導入にあたり特典もご用意しておりますので、是非ご参加ください。
コーレル株式会社 セールスグループ 営業部長 細谷 均 氏
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター マネージャー 武田 雅裕 氏
DXを加速する!アドオン導入によるグループウェア改革!
DXやコロナ禍を背景にビジネス環境のリモートワーク化が加速的に進んでいます。その中心となるビジネスプラットフォームとしてはMicrosoft365やGoogle Workspaceのようなグローバル クラウドグループウェアがあり、いまや多くの企業で導入されています。一方で承認ワークフロー、組織階層表示、地震などの災害時における安否確認といった日本独自のローカルニーズには対応できない面もあり「あと少し足りない!」といった声も多く聞かれます。本セッションではクラウドグループウェアをより便利に安全にご利用頂くための各種アドオンサービスをご紹介し、お客様が理想とするグループウェア環境をご提案させて頂きます。
株式会社サテライトオフィス 執行役員 別所 貴英 氏
DX時代の新しいアプリ体験を実現
マルチエクスペリエンス開発基盤 HCL Volt MX 登場
テクノロジーと働き方のそれぞれが急激に変化、多様化しており、企業内(従業員)や顧客が求める「エクスペリエンス」(体験)はますます高度化しています。
PC、モバイルを問わないすべてのデジタル環境上で、魅力的なサービスとしての「顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)」を提供することは、DXを実現し、競争力を高めるための重要な戦略となっています。
一方で、マルチデバイスに対応した高機能なアプリケーションを迅速、継続的に開発することは、企業にも、開発者にとっても大きなチャレンジです。
HCL Software が昨年リリースし、日本でもこの7月より提供を開始する HCL Volt MX は、AR/VR、音声、IoTなどの先端技術を取り入れ、基幹システムやクラウドサービスと連携するネイティブアプリケーションやWebアプリケーションを、ローコードで開発することができる「マルチエクスペリエンス開発・実行基盤」です。
HCL Volt MX の国内でのリリースに先駆けて概要と具体的なアプリケーション活用事例をご紹介いたします。
株式会社エイチシーエル・ジャパン HCL Software シニア・ダイレクター 吉田 賢治郎 氏
15:30〜16:00
BCNセッション(特別講演)
デジタル人材によるビジネス高付加価値化の実践方法
〜リスキリングとAI内製化による企業変革〜
デジタルシフトが加速し、取り巻く環境が刻々と変化する近年。社会が再構築されるなか、企業に求められるのは、社会や顧客のニーズに適切に対応し、ビジネスを通じて価値提供し続けることです。そのためには、既存事業の高付加価値化や新規事業の創出など、ビジネス変革が重要となります。では、このビジネス変革をどう実現するのか。そのひとつの答えとして、ビジネスにAIを組み込むAI内製化に注目が集まっています。ノーコードツールを活用したAI内製化と、リスキリングによって職種構成の転換を図るデジタル/AI人材の育成法など、ITベンダーが提案すべき、企業が"真のDX"であるビジネス変革を起こすための実践方法をご紹介します。
AI inside株式会社 代表取締役社長CEO兼CPO 渡久地 択 氏