情報セキュリティ10大脅威 2024 組織編
昨今、企業が遂行するビジネスに重大な影響を及ぼすサイバー攻撃や、情報セキュリティ事故が相次いで発生しています。今回の講演では、情報処理推進機構が毎年発表している「情報セキュリティ10大脅威 2024 」を基に、サイバー攻撃や内部不正による脅威や影響、攻撃手口や発生要因などについてお話をします。また、最近の事例や、企業の従業員が行うべき具体的な対策などについても併せて解説します。特に、企業の外部にいる攻撃者による脅威である「ランサムウェアによる被害」、また、企業の内部にいる従業員による脅威である「内部不正による情報漏えい等の被害」、さらに、新型コロナウイルスの流行に伴い普及したテレワークが原因で増加した「テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃」を中心にお話します。
独立行政法人情報処理推進機構
セキュリティセンター 対処調整部 脆弱性対策グループ 主幹
篠塚 耕一 氏
【講師プロフィール】
IT企業に入社し、主に研究所のソフトウェア開発支援、商用のソフトウェア製品の開発を行ってきた。また、生体認証システムを利用したセキュリティ事業を推進してきた。
2023年10月にシステム開発・構築の経験を買われ、IPAに転職した。 現在は、OSSの脆弱性情報を公表をするサイトなどの運用・保守業務に従事している。また、セキュリティ対策の普及をすべく、「情報セキュリティ10大脅威」に関する執筆や講演に取り組み、普及活動に尽力している。
セキュリティ運用の新たな一手 - 『コ・セキュリティ(共闘)』によるアプローチとは
ウィズセキュアでは、すべてのサイバーセキュリティに関わる問題を独りで解決することはできないという実体験に基づいた認識を持っています。サイバーセキュリティは日々複雑化しており、お客さま、パートナー企業とチームを組み、互いに助け合う、「コ・セキュリティ」という形態でサイバーセキュリティの問題に対処することが必要です。 本セミナーでは、ウィズセキュアが提供している、「コ・セキュリティ」サービの中から、人的リソースに制約のある組織でEDRの運用において24時間365日体制の脅威の調査・修復のガイダンスを提供する『WithSecure™ Co-Monitoring Service』 と攻撃者の視点からお客様の環境を分析し、脅威の露出を継続的に評価し悪用を未然に防ぐ 『WithSecure™ Elements Exposure Management』 をご紹介し、ウィズセキュアの世界トップクラスの専門家による支援する「コ・セキュリティ」についてご紹介します。
ウィズセキュア株式会社
代表執行役 社長
藤岡 健 氏
クラウドを活用するために今求められるものとは
-Threat Labsレポートから見えるクラウド脅威の傾向と対策-
NetskopeのThreat Labsでは最新のクラウド脅威に対する検出・分析・設計を行っています。Threat Labsの活動の一環としてクラウドの利用状況やクラウドを悪用した脅威に関する様々なレポートなどを提供しています。これらのレポートでは生成AIを活用した新しいクラウドサービスの活用が進むとともに、クラウドが悪用されクラウドから脅威が広がり脅威の温床となっている実態も浮き彫りになっています。本セッションでは最新のクラウド利用状況のトレンドを紹介します。また、クラウドを活用する上での脅威を解説するとともに、安全にクラウドをご利用いただくためには何が必要なのかをベストプラクティスとともに解説します。
Netskope Japan株式会社
ソリューションエンジニア
橘田 明雄 氏
【災害対策ならこれ!】
初期投資を抑えてすぐに始められるクラウド バックアップの提言
年初に発生した能登半島沖地震を契機に、災害対策の重要性が再認識されています。
広域な地震災害を想定した場合は本番拠点から地理的に十分な距離のある災害対策拠点にバックアップデータを保管することが重要です。ただ、そのための手ごろな支店/支社や拠点間の高速ネットワーク環境を確保するのが難しい場合には、インターネット経由でクラウドへのバックアップが有力な選択肢となります。
本セッションでは、初期投資が不要、年額固定料金で利用可能なクラウド バックアップ サービスや、業務継続を実現するための構成をご紹介します。
arcserve Japan合同会社
ソリューション統括部 プリンシパルコンサルタント
近藤 大介 氏
サイバー攻撃に対する防御だけでは不十分?
~「ゼロトラ提案の最適解」と「いま注目の脅威インテリジェンス」を解説~
ビジネス環境は日を追うごとに絶え間ない変化を強いられています。近年急速に普及したリモート/ハイブリッドワークの環境、デジタルテクノロジーの発展、巧妙化するサイバー攻撃によって大手企業から中小企業、公的機関に至るまで、日本のさまざまな組織がサイバー脅威に翻弄されているのではないでしょうか。
マルウェア、ハッキングなどのサイバー脅威が多様化・複雑化している今、すべての可能性を視野に入れてセキュリティを対策・強化するのは容易ではありません。そこで注目されているのが、脅威の検知を軸にした「脅威インテリジェンス」です。
本セミナーでは、デジタル時代における予防と感染後対策におけるバランスの重要性を解説するとともに、企業の対策状況や優先度に応じて選択が可能な「ALSIゼロトラストセキュリティソリューション」に加え、ALSIの独自の知見を反映した脅威情報を提供することで情報漏えいなどのサイバー被害を防げる「InterSafe Threat Intelligence Platform」をご紹介致します。
アルプス システム インテグレーション株式会社
ビジネス戦略部 プロダクトマーケティング課 BU戦略リーダー
井上 拓也 氏
Microsoft製品から読み解くセキュリティの「いま」と「これから」
サイバーセキュリティを取り巻く環境は常に進化を遂げており、攻撃方法もより複雑に高度化しております。企業においてもセキュリティ対策を考えるうえで、様々なカテゴリに対して多角的に対応する必要が出てきております。市場には様々なセキュリティベンダーがあふれている中でも近年、セキュリティベンダーとしてのMicrosoftの立ち位置が非常に強まっております。
今回、SB C&Sのセキュリティエンジニアがディストリビューターの立場としてフラットな目線で見た、Microsoftセキュリティの全体像をお話致します。
本セッションではまず、Entra ID/Intuneを中心として考えたゼロトラストセキュリティを実現する「いま」の部分。
後半では生成AIを利用したCopilot for Securityの活用を例としながらセキュリティの「これから」をご紹介致します。
SB C&S株式会社
ICT事業本部 技術本部 技術統括部 第2技術部 2課
横山 章太郎 氏
【事例あり!】SaaS時代のクラウドセキュリティの新常識
〜ガバナンスと効率性を両立するIT資産管理とは?〜
「会社全体で誰が、何のSaaSを、どのくらい使い、幾ら掛かっているのか」
御社はこのシンプルな質問にすぐ答えられますか?
コロナ以降、DXの推進によりSaaSやITデバイスの利用が爆発的に増えて利便性が高まってきた一方で、その管理方法に課題を持つ企業が増えクラウドセキュリティの重要性がかつてないほど高まっています。
また、部署毎のSaaS導入やシャドーIT等による情報漏えい等のリスクも日々高まり、ITコストも肥大化の一途を辿っています。
本講演では、従来とは環境が大きく変化するなかで今こそ求められるITガバナンス と 効率性を両立したSaaS・ITデバイスの新たな管理方法や、そこから見えてくる新たなITマネジメント戦略について、独自調査や最新トレンド・事例を踏まえてお話いたします。
最後に、ジョーシスの販売パートナープログラムについてもご紹介いたします。
ジョーシス株式会社
チャネル営業統括部 副統括部長
城戸 大輝 氏
17:10~18:10
BCNセッション(特別講演)
JCSSA presents ~セキュリティエヴァンジェリスト パネルディスカッション~
一般社団法人日本コンピュ-タシステム販売店協会(JCSSA)では、新設した「セキュリティ委員会」の活動のひとつとして、2023年12月よりサイバーセキュリティに関する最新技術や対策の動向をテーマとしたオンラインセミナーを開催しています。
本セッションは、セキュリティメーカーのエムオーテックス株式会社様、トレンドマイクロ株式会社様、パロアルトネットワークス株式会社様からのゲストと、JCSSAセキュリティ委員会のメンバー・SB C&S株式会社のエヴァンジェリストによる、以下をテーマとしたパネルディスカッションです。
・今注目を集めているサイバーセキュリティ領域
・世界最大級のセキュリティ関連のカンファレンス「RSAカンファレンス2024」の様子
・最新のセキュリティ脅威の動向とシンボリックな事例 など
サイバーセキュリティにご関心をお持ちの皆さま、ぜひご視聴ください!
(本セッションは、2024年5月に開催の一般社団法人日本コンピュータシステム販売店協会主催「JCSSAセキュリティ
セミナー」で配信されたものと同内容になります)
エムオーテックス株式会社 取締役 兼 CISO 中本 琢也 氏
トレンドマイクロ株式会社 執行役員 サイバーセキュリティ・イノベーション研究所 所長 飯田 朝洋 氏
パロアルトネットワークス株式会社 チーフサイバーセキュリティストラテジスト 染谷 征良 氏
SB C&S株式会社 セキュリティエヴァンジェリスト 竹石 渡 氏