セキュアな生成AI活用の本命、ローカルLLM利用のRAGによるナレッジマネジメント
Fortune500企業の97%が生成AIを既に業務に組み込んでいるのに対し日本の上場企業では2割程度と聞きます。その大きな原因が、Chat GPT のAPIなどオンラインの大規模言語モデル利用による情報漏洩への懸念です。ダウンロードしてローカルで動かす小型の生成AI (LLM)を動かし、専門知識を踏まえた自社業務にローカルのRAG (検索拡張生成)で対応させるのが現在、生成AI活用の大本命です。
自社知識も生成AI(LLM)も全てオンプレミス稼働するセキュアなRAG(検索拡張生成)のハードウェア要件や、セキュリティ以外の7つのメリット、精度向上の諸工夫(RIGによる数値補正、プロンプト・リバースエンジニアリング等)についてお話いたします。マニュアルをリアルタイムで改訂したりシニア社員からの知識引き出しをAIで容易にしたりすることで、ナレッジマネジメントを成功に導きます。
メタデータ株式会社
代表取締役社長
野村 直之 氏
-
【講師プロフィール】
東京大学大学院医学系研究科次世代病理学講座研究員
法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科・元客員教授
1984年、東京大学工学部卒業。2002年、理学博士号取得。
NEC C&C研究所、米マサチューセッツ工科大学MIT人工知能研究所客員研究員、ジャストシステム、リコー勤務(欧州でKM研究拠点立上げ)をへて2005年、メタデータ設立。
著書に『人工知能が変える仕事の未来』『実践フェーズに突入 最強のAI 活用術』、『AIに勝つ!』、共著に『WordNet』MIT Press等。
2018年執筆の著書で、AIが大量の情報を読みこなし対話的に要点を教えてくれるようになる未来像を予言。
顧客の顧客に満足を!「アイレットのオブザーバビリティ実践の旅路」
~従来型インフラ監視MSPからの脱却と、開発・テストフェーズから取り組む品質保証の改革~
アイレット株式会社は、システム・アプリケーションの開発、グラフィック・UI/UX デザイン制作からインフラの構築・運用までをワンストップで提供し、お客様のITパートナーとして圧倒的なスピードと技術力でビジネスを急速に拡大しています。これまでアイレットは、オンプレミスからクラウドへのリフト/シフトといったシステムをモダン化するプロジェクトを数多く手がけてきました。一方で、その運用監視は従来形式の踏襲を要望されることも多く、全体のモダン化が不十分なケースも少なくありません。本セッションではインテグレーターとしてのアイレットの経験を元に、従来型のインフラ中心の運用監視を行うMSPにおけるオブザーバビリティ活用の課題、サービス改善サイクルのモダン化を通じたお客様のお客様 (ユーザー)の満足度向上への取り組みや、運用フェーズからではなく開発フェーズから取り組む品質保証の重要性や取り組み内容について、実際の取り組み例を織り交ぜながらご紹介いたします。
アイレット株式会社
クラウドインテグレーション事業部 MSPセクション セクションリーダー
蓮沼 翔悟 氏
New Relic株式会社
マーケティング部 部長
木村 剛 氏
生成AIとビジネスシナジーを起こす!データ活用の新たなカタチ!
「データが様々なシステムに点在しており、分析できる状態にない」「分析結果を次のアクションに活かせていない」「生成AIを導入したものの、生産性の向上に結び付いている実感がない」と課題を感じることはないでしょうか。
多様で膨大なデータが存在する現代では、データをいかに収集、蓄積、加工、分析するかが重要になってきます。ラキールでは、データ分析・統合基盤システムを通じて、企業内外に点在する大量のデータを継続的に収集・集約し、業務担当者が様々なデータを活用した多角的な分析を行い、ビジネスに有益に活かせるようを支援を行っています。
本講演では実際のデモンストレーションを交えながら、データ分析・活用において、データ集約の基本から生成AIを組み合わせ、効率的に活用するまでのポイントをご紹介します。
株式会社ラキール
プロダクトセールスGroup エバンジェリスト
赤尾 虹太 氏
グローバルディストリビューターであるTD SYNNEXが考えるこれからのAI導入
ーDestination AIのご紹介ー
AI領域における急速な発展は多くの企業で技術的なギャップを生み出しています。これからのITインフラはデータ、セキュリティ、クラウドといったそれぞれ独立して管理されていた領域がAIというくくりの中で融合されていきます。TD SYNNEXではDestination AIというフレームワークを通してパートナー企業様に対してこれからのITインフラで必要になる知識のトレーニングや営業活動のサポートを行っています。本講演ではTD SYNNEXが考えるこれからのAIインフラの形やそこに到達するための道のりについてご紹介します。
TD SYNNEX株式会社
アドバンストソリューション部門 データアナリティクスSE部
ソリューションアーキテクト
鶴野 龍一郎 氏
生成AI時代、ITベンダーのDXビジネスはどう変わるか
コロナ禍前後での働き方の変化や、人手不足、物価高騰といった厳しい事業環境に対応するため、多くの企業がIT導入に旺盛な意欲を示しています。その一方、日本国内のDXの遅れや、投資に見合った効果をあげられていない企業が多いことを指摘する声も聞かれ、デジタル技術の活用にはまだまだ課題があると考えられます。
ユーザー企業のDXを支援する役割が期待されるITベンダーは、新たなテクノロジーをどのように自社の事業に取り入れれば良いのでしょうか。また、ますます注目を集めている生成AIは、システム開発のビジネスをどのように変えていくのでしょうか。AIやIoTを活用した課題解決に関する専門メディア「DIGITAL X(デジタルクロス)」で編集長を務める、株式会社インプレスの志度昌宏氏をお迎えし、週刊BCN記者との対談形式でITビジネスの今後を占います。
株式会社インプレス
DIGITAL X編集部 編集長
志度 昌宏 氏
【講師プロフィール】
2017年10月に「デジタルな未来を創造するためのメディア」として『DIGITAL X』を創刊。新ビジネスや社会サービスの創造に向けたデジタル技術の活用をテーマに情報発信に取り組んでいる。日経マグロウヒル社(現日経BP社)で記者活動をスタートして以来、一貫して企業や社会におけるテクノロジー活用のあり方や、テクノロジーの価値と影響をテーマに、取材・執筆・編集に取り組んでいる。共著に『DXの教養 デジタル時代に求められる実践的知識』(インプレス)がある。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒(1985年)、兵庫県生まれ。
株式会社BCN
週刊BCN編集部 副編集長
日高 彰
【講師プロフィール】
1979年名古屋市生まれ。IT情報サイトの編集者、フリーランスライターを経て2015年よりBCNで「週刊BCN」「BCN+R」記者。22年1月、『週刊BCN』副編集長に就任。週刊BCNでは主にITインフラとセキュリティの分野を担当する。