磐梯町デジタル変革戦略では、将来像の一つに「働き方の再デザイン~いつでも、どこでも、誰とでも~」を掲げ、役場で業務にあたる職員等が、それぞれのライフスタイルとライフステージに応じて、自分らしくやりがいを持てる働き方を再デザインし、 実現することを目指しています。
そのために、テレワークの標準化が不可欠であると考え、その前提となる高度にセキュアで柔軟な業務環境を実現するゼロトラストセキュリティをベースとしたネットワーク構築を実装し、本年度より運用を開始しました。
この過程で、磐梯町は、従来のお付き合いがあった大手システムベンダーを切り替え、最上流の要求・要件定義を自ら行った上で、アジャイル型の準委任契約を新規のベンダーと締結し、システムを実装することを選択しました。
なぜ磐梯町は従来型のシステム開発手法を抜本的に見直したのか?
大手ベンダーの問題はどこにあったのか?
今後、多くの自治体に起こる可能性がある新しいシステム実装の潮流について展望し、自治体、ITベンダー双方の課題に触れながら、自治体本位のシステム実装に向けた自治体とベンダーの共創のあり方について展望します。