働き方は在宅とオフィスでのハイブリッドワークへ。
企業に望まれる最先端のセキュリティとIT/デバイス管理
新型コロナウイルス感染症は私たちの生活や仕事を大きく変えました。感染対策等で余儀なくされていたリモートワークが、時を重ねるにつれて、「働き方の選択肢」として認識され、オフィスで働くのと同様に、社員間のコラボレーションと個々人の生産性の高さが求められるようになりました。そしてゼロトラストのコンセプトの元、堅牢なセキュリティの必要性がこれまで以上に高まっています。本セッションでは私たち日本マイクロソフトの実践を踏まえながら、特にセキュリティとIT/デバイス管理に着目し、Windows11と最新デバイス Microsoft Surfaceが実現する、企業に望まれるハイブリッドワークの形をご紹介します。
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナー事業本部 Surfaceビジネス本部 本部長 新郷 史和 氏
【講師プロフィール】
日系総合家電メーカーにおいて、担当商品カテゴリーの全世界向けのセールス・マーケティング統括、また米国・中東などの海外拠点にて16年間営業責任者を経験した後、2017年に日本マイクロソフトに入社。Consumer部門営業統括本部 業務執行役員 統括本部長に着任し、Office/M365, Surface, Xbox含むMS製品のパートナー営業に従事、パートナー向けプログラムやプロモーションなどを企画立案実行する。2020年より現職、パートナー事業本部 Surfaceビジネス本部 業務執行役員 本部長に着任。法人向けSurfaceのパートナーを統括する部門責任者として、Surfaceパートナーのエコシステムの推進、また、Microsoftの最新クラウドソリューションと組み合わせた形でのデバイス提案を推進している。
ゼロトラストネットワークを見据えて、
今、中堅・中小企業が実現すべきテレワーク環境の現実解
今日、テレワークの普及などにより、企業規模に関わらず社員一人ひとりが様々なデバイスからネットに、そしてクラウドを経由して会社のリソースにアクセスするという超分散環境の時代となりました。企業リソースはクラウドへの進化は明らかですが、オンプレ、クラウドが混在するハイブリッドが、とくに日本では今後も継続すると考えられます。
このような企業でのリモートアクセスの実現には、長年利用されているVPN(仮想専用ネットワーク)の全社員への適用が必要です。さらに、「ゼロトラストネットワーク」というまったく新しいネットワークセキュリティの考え方を、企業内リモートアクセスに取り入れていくことも提唱されています。ゼロトラストは大企業だけの課題ではなく、むしろ中小企業こそが、これをきっかけにDXを実現するべきです。
本セッションでは、ネットワークセキュリティのパイオニアであるSonicWallが、近い将来実現するゼロトラストネットワークを見据えて、中堅・中小企業が先ず実現すべきリモートアクセス環境の現実解を解説します。
ソニックウォール・ジャパン株式会社 シニアソリューションエンジニア 町永 直之 氏
自治体本位のシステム実装に向けた自治体とベンダーの共創のあり方
〜なぜ、磐梯町はシステム開発で既存ベンダーを切り替えたか〜
磐梯町デジタル変革戦略では、将来像の一つに「働き方の再デザイン~いつでも、どこでも、誰とでも~」を掲げ、役場で業務にあたる職員等が、それぞれのライフスタイルとライフステージに応じて、自分らしくやりがいを持てる働き方を再デザインし、 実現することを目指しています。
そのために、テレワークの標準化が不可欠であると考え、その前提となる高度にセキュアで柔軟な業務環境を実現するゼロトラストセキュリティをベースとしたネットワーク構築を実装し、本年度より運用を開始しました。
この過程で、磐梯町は、従来のお付き合いがあった大手システムベンダーを切り替え、最上流の要求・要件定義を自ら行った上で、アジャイル型の準委任契約を新規のベンダーと締結し、システムを実装することを選択しました。
なぜ磐梯町は従来型のシステム開発手法を抜本的に見直したのか?
大手ベンダーの問題はどこにあったのか?
今後、多くの自治体に起こる可能性がある新しいシステム実装の潮流について展望し、自治体、ITベンダー双方の課題に触れながら、自治体本位のシステム実装に向けた自治体とベンダーの共創のあり方について展望します
(本講演は、2022年8月開催「週刊BCN DX Session vol2」での講演の再配信になります)
磐梯町CDO(最高デジタル責任者)/愛媛県・市町DX推進統括責任者 菅原 直敏 氏
15:20~15:50
BCNセッション(特別講演)
ウィズコロナ時代のデジタルトランスフォーメーション(DX)とは?
リモートワーク、ウェブ会議などコロナがきっかけに働き方が大きく変わりはじめています。ビジネスプロセス自体をデジタルで大きく変えることをDXといいますが、このDXが今加速しはじめています。コロナとともに生きていくこの時代、企業はどのようにDXに取り組むべきなのか、わかりやすく解説します。
百年コンサルティング株式会社 代表取締役 鈴木 貴博 氏
【講師プロフィール】
大企業に対する経営コンサルティングの経験をもとに、2003年ころから雑誌やWEBメディアでの経済記事の執筆を始める。
世界最高の経営コンサルティングファームであるボストン・コンサルティング・グループに入社し、数々の大企業の戦略立案プロジェクトに従事。1999年のネットバブルの際にネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の創業に取締役として参加。2003年に独立し百年コンサルティングを創業。2013年に日本経済新聞出版社から出版した『戦略思考トレーニングシリーズ』が累計20万部を超えるベストセラーに。