開催のご挨拶

データへの関心はこの10数年間で大きく高まり、企業や組織における様々な取り組みが進みました。ビッグデータを収集・蓄積するDWH/データレイクの構築や分析・活用を担う専任組織の設置、あるいは実務へのAI活用は、業種を問わず広がっています。「データは21世紀の石油」という考え方が定着し、「DX推進」というかけ声の下、データドリブン経営を標榜する企業も増加の一途です。大学ではデータサイエンス関連の学科を設置する動きが今も相次いでいます。

大変よい傾向に思えますが、しかし、手放しで喜べる状況でしょうか?残念ながら答は”No”です。例えば、1.乱立/サイロ化したシステムが生み出す相互連携困難なデータ、2.活用されずにシステム資源を浪費する”ゴミ”データ、3.オーナーや管理者が不在で整備されないままのマスターデータなどが、多くの企業・組織においてあちこちに散在するのが現実でしょう。様々なデータの鮮度や粒度(詳細度)、精度(正確性)をシステマチックに維持・管理する仕組みが整っておらず、関係者の努力や熱意任せになっていることが大きな要因です。

ほかにも、4.経営層を含めた従業員のデータリテラシーが不十分でせっかく導入したデータ関連ツールやサービスの活用が進まない、5.データの権限や利用規程が曖昧なので活用の了承を得るのに時間がかかる、といった問題もあります。さらに6.企業ごとに独自のデータ形式を採用しており、企業間のビジネス連携やデータ連携がやりにくいのも、問題の1つでしょう。欧州では競争領域と協調領域を再定義し、協調領域については標準化・共通化を推進する動きがありますが、日本はまだまだです。

これらの問題を放置したまま新たなデータを収集・活用に向かう結果として、1から6の問題はさらに複雑に絡み合い、解決は困難になるーー。こう考えると、我々は”データの迷宮”に迷い込んでいるのかも知れません。そこから脱却するには、どうすればいいでしょうか?

このような問題意識の下、日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)とインプレスでは2023年3月9日、「データマネジメント2023 〜今こそ”データの迷宮”から脱出せよ!〜」をテーマにした年次カンファレンスを開催します。 製造業や金融業、サービス業から先進企業が取り組みを語る事例セッション、先端ソリューションに関するテクノロジーセッションを多数ご用意しました。基調講演では話題の「ChatGPT」など、大規模言語モデルについて解説します。データに関わる専門人材だけでなく、デジタル化に取り組む方々にも、見逃せないコンテンツが満載の一日です。ぜひ本イベントへの参加をご予定いただけますよう、お願い申し上げます。

開催概要
タイトル データマネジメント2023
~今こそ”データの迷宮”から脱出せよ~
日時 2023年3月9日(木)
会場 ライブ中継
受講料 無料(事前登録制)
参加対象 ユーザー企業の経営マネジメント層、CIO、情報システム部門長、情報システム部門スタッフ、事業責任者・企画担当者、
コンサルティング企業・ITサービス企業マネジメント層など
※本イベントは、ユーザー企業の皆さまを対象にしたイベントです。
ITベンダーの方は参加をお断りする場合もございますので、予めご了承ください。
定員 2,000名
主催 一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)
株式会社インプレス
後援団体 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
公益社団法人 企業情報化協会
一般社団法人 オルタナティブデータ推進協議会
CIO賢人倶楽部
一般社団法人 リテールAI研究会
一般社団法人オープンガバメント・コンソーシアム
一般社団法人情報サービス産業協会
一般社団法人データ社会推進協議会
一般社団法人ソフトウェア協会
特定非営利活動法人ビジネスシステムイニシアティブ協会
一般社団法人データサイエンティスト協会

※予告なく内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

主催者挨拶
栗島 聡 氏

一般社団法人 日本データマネジメント・コンソーシアム
会長

栗島 聡

基調講演 1
城塚 音也 氏

ChatGPTなど大規模言語モデルのインパクトと可能性
驚異の進化を遂げるAIが世界を変える

NTTデータ先端技術株式会社
ソフトウェアソリューション事業本部 デジタルソリューション事業部
AIソリューション担当
Principal Scientist

城塚 音也 氏

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基調講演 2
小宮 昌人 氏

IDSA、GAIA-X、Catena-X
実装が加速する欧州発のデータ共有圏の最新事情

JIC-ベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
プリンシパル/イノベーションストラテジスト

小宮 昌人 氏

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特別講演
平本 健二 氏

データ駆動社会の実現に向けて
~2030年を想定したデータ戦略の推進~

※本講演は、カンファレンス登録者限定で3月6日(月)よりオンデマンド形式にてご視聴いただけます

デジタル庁
データ戦略統括

平本 健二 氏

詳しくはこちら

データ駆動社会の実現に向けて
~2030年を想定したデータ戦略の推進~

社会のあらゆる活動がデータを基に動いています。さらにAIをはじめとするデータ活用技術が進展するとともに、センサー類の進歩により今後さらにデータ量が増大することも予測されています。ビジネス環境も大きく変わりつつあり、“国境を越えたデータスペース”と呼ばれるようなビジネス空間を模索・構築する動きが広がりつつあります。
そのような空間では、新たなビジネスチャンスが生まれてくる一方で、既存ビジネスに大きな変革を迫るリスクも併せ持っています。本講演では2030年を想定したデータ駆動社会のイメージやインパクトを共有するとともに、政府のデータ戦略推進の取り組みや課題、その解決に向けた考え方を紹介し、データ利用者、データ提供者の双方にとって必要な改革へのヒントを示します。

※本講演は、カンファレンス登録者限定で3月6日(月)よりオンデマンド形式にてご視聴いただけます

ユーザー事例

「豊富な事例講演」が一堂に会するのが本イベントの特徴です。下記以外にも製造業、金融業、流通業など先駆的な取り組みをされているユーザー企業の事例講演を予定しています。(全12事例を公開予定)

アセットマネジメントOne イーデザイン損害保険 KINTOテクノロジーズ ジオテクノロジーズ
JALカード セブン銀行 東京都 日本製鉄
HILLTOP 山崎製パン ヤマハ発動機株式会社 横河電機
協賛 (※50音順)
メディア協賛

過去のイベントの様子はこちらから

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